松本市の国宝・旧開智学校に行ってきました。
最初は、明治時代の美しい校舎を見に行くつもりでした。白い外壁、八角形の塔屋、和風と洋風が混ざった独特のデザイン。松本城から歩いて向かうと、武家社会から近代教育へ、時代が大きく切り替わっていく流れをたどっているようにも感じます。
けれど、実際に中を見て一番強く残ったのは、建物の美しさだけではありませんでした。
木の机、古い教科書、算数の教材、先生たちの試行錯誤の記録。
そこには、昔の人たちが「学ぶこと」に向き合っていた熱気のようなものがありました。
今は、わからないことがあればすぐに検索できます。動画で説明を見ることもできます。AIに質問すれば、かなりのことを一瞬で整理してくれます。
だからこそ、150年ほど前の子どもたちが、限られた教材と先生の言葉を頼りに、文字を読み、数を考え、世界を理解しようとしていたことに、強く心を動かされました。
旧開智学校は、明治の学校建築を見られる観光スポットであると同時に、AI時代の今だからこそ「学ぶとは何か」を考えさせてくれる場所でした。
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