マイルやFOP、回数カウントのない
修行僧には痛い航空券に
当たりました…
JALのステータス維持のために、今年も結局修行をしているのですが、先日、旅行会社のツアーに参加した際に往路はJALを利用しました。しかし、これが修行に組み込めると思いきやマイルもFOPも貯まらないチケットだったという落とし穴がありました。
ANAも同時に利用している珍しいパターンのツアーで、復路ANAは加算できました。
加算できる航空券とできない航空券の存在について、国内線と国際線両パターンについて記載してみます。
目次
パックツアーは魅力的だがマイル加算が無いものもある
先日 四国周遊のツアー旅行(JTB)にwebで申し込み、母と私と妹の3人で参加しました。
家族旅行ですので、今回FOPなどの単価は度外視です。
というか日程が来るまでは何の飛行機に乗るのかさっぱりわからない…。
四国の風景をバスで効率よく周ることができるのがツアーのいいところですよね。
しかも飛行機も含め間の交通はすべて手配されているので、楽ちん。
バスでは車窓を見て黄昏てたり、いそいそとポケ〇〇したり、降りて観光したり、買い物したり、旅館ではおいしい懐石料理をおなか一杯に食べ、露天風呂に入り…
旅行としてはよかったのですが、修行計画にも組み込んでいた点では予想と大きく違う出来事がありました。
JAL便で徳島へ…渡されたのは修学旅行生と同チケット
送られてきた行程表には、行きがJALの7時発、羽田→徳島の便に搭乗することになっていました。
当日羽田空港では出発ロビーのツアー会社のカウンターというのがありまして、そこに寄るようにと書いてありました。
行程表などの書類と渡されたのはこの航空券。
いつもなら搭乗者名が書いてあるはずなんですが…無い!
もしかしてと思い、JGCカウンターにも聞いてみたところ…
名前の記載がないチケットはマイルもFOP(フライ オン ポイント)もつかないとのこと!
これには衝撃的でした。。。
どうやら修学旅行生に使われるチケットと同じ、団体旅行者用チケットのようでして、個人に紐づかないようです。
国際線はパスポートの拝見があるんで、いつもツアーでもマイルはついていたんですが、国内線ではこのようなチケットがあるとは今まで気が付きませんでした。
(ステータスを意識しだしたのが最近なので、もしかしたら今までも使っていたのかも)
試しにダメ元で事後登録をしてみる
試しに本当に付かないかやってみました。
名前を入れるところは特にないのですが…
やっぱり座席番号をきちんと入れてもあるわけがなく、怒られちゃいましたね(笑)
名前のないチケットでも受けられるステータスの恩恵
とはいえ、ステータスカードやJGCのクレジットカードなど、ステータスの証明ができるものを持っていれば恩恵を受けられるサービスもちゃんとあります。
ちなみに、JALステータスは私がダイヤ、母がJGC家族会員、妹はステータス無しという構成。
預入荷物に関する優遇
預入荷物の優先取り扱い(プライオリティバゲージサービス)や無料許可量の優待を受けることが可能です。
預入時に地上係員にステータスカードを見せたら、きちんとプライオリティタグをつけてくださいました。
国内線は預入荷物の個数に制限が無いのがいいところですね。
といいつつ今回は2つでしたが、どちらも私名義で全員分の荷物にタグをつけてくれました。
専用保安検査場の利用
同行者1名までステータスに応じて専用保安検査場が使えます。
なので、ダイヤだと全員通ることはできませんが、妹を同行者扱いにして、
3人でJGCの保安検査場へと進みました。
ラウンジの利用
ちょっと残念だったのがラウンジについて。
本当は2人ともダイヤモンド・プレミアラウンジに招待したかったのですが…
3人目を招待するためのラウンジクーポンはサクララウンジにのみ適用ということ。
ダイヤモンド・プレミアラウンジには使えないんですよね(国際線の場合も、JALファーストクラスラウンジには同様に使用不可)。
つまり、ダイヤモンド・プレミアラウンジに入れる同行者は1名のみ。
母はサクララウンジに進み、私は妹を招待することにしました。
メゾンカイザーのクロワッサンと、その時のカボチャスープがおいしかったとのこと♪
帰りの便のANAはPPが付きました
実はこの話はもう一つありまして、帰りが高松→羽田のANA便という行きと帰りで運航会社が違っている珍しい組み合わせだったんですよね。
帰りのバスの中で渡されたのが、お客様名が載っているeチケットでした。
ANAカウンターに寄った際に申し出たところ、3人ともANAの搭乗履歴に登録、マイルもPP(プレミアムポイント)もしっかりいただくことができました!
旅行会社で手配した航空券は、自動では履歴が付きません。
しかし、名前が掲載されている限りはカウンターで紐づけることができたり、HPの事後登録で履歴をつけられます。
なので、FOPやPP、そしてマイルをしっかりいただくことが可能です。
マイルやFOP・PPが付かない航空券は国際線もある
ご紹介した無記名の航空券はJALの国内線で見受けられるものですが、国際線でも付かないケースが存在しますので要注意。
アライアンスではない独自提携の航空会社を利用したとき
まずは、ワンワールド(JALが加盟)、スターアライアンス(ANAが加盟)、スカイチームの3大アライアンスが存在するわけですが、同じアライアンスではなく独自に提携している航空会社が結構あります。
実は夏休みのバリ旅行で実際に起こりました。
バリへはJALで行こうとしていたのですが、出発直前すぎて、東京発が高騰、まだ安いチケットが残っていた名古屋発を選択しました。
JALがなぜか残席があるはずなのに予約ができず、同じように在庫が残っていたサプライスで購入した名古屋⇔バリのチケットの詳細はこちら。
行き 名古屋→ジャカルタ JL5017 (ガルーダインドネシア運航)
ジャカルタ→バリ GA418 (ガルーダインドネシア運航)
帰り バリ→ジャカルタ GA417 (ガルーダインドネシア運航)
ジャカルタ→名古屋 JL5010 (ガルーダインドネシア運航)
ちなみに実際に送られてきたEチケットには、発券元航空会社はJALと明記されています。
消していますが、この時点で事前に登録していたマイレージバンクの番号も名前の下に記載されていました。
一見するとJALで予約しているんだから全部マイルもFOPも付くだろうと勘違いしそうですが…
バリまでの航空券は一括で予約できますが、JLとつく便はJALとのコードシェア便。
実際は全部ガルーダインドネシアが運航する飛行機で、1便目のJL5017 はGA885と同一便です。
コードシェアの場合は、どこの航空会社に属する便として扱うのかによって便名が変わります。
そして、この場合は、頭にJLが付くコードシェア便のみJALのマイルやFOPが加算されます。
購入時にJALのマイレージ番号を入力しておいたので対象便に関して自動加算された結果が下の画面です。
やはりGAの便が見事に抜けています。
ガルーダインドネシア航空はマイルもステータスに必要なポイントも付かないですが、提携会社によってはマイルはつくのにステータスポイントはつかない等、ステータスを狙う修行僧にとっては痛いものもあるので、各航空会社のアライアンス形態を事前に確認しましょう。
加算されない便は他の航空会社で事後登録
加算されないからってそのまま諦めるの、なんかもったいないですよね…
GAの便はどうするかといいますと…ガルーダインドネシア航空がスカイチームに所属しているので、同じスカイチームでマイルに有効期限のないデルタ航空に加算する方が賢明でしょう。
※別記事にて加算方法を紹介したいと思います。
ちなみにANAもガルーダインドネシアとのコードシェア便が存在します。この場合も同じくコードシェア便(頭にNHと頭に付く便)は積算されますが、GAの便は対象外です。
提携会社の事後登録には長期間かかる、半券も残そう
それと提携会社の搭乗をもとにマイルを加算する場合は、加算申請した航空会社から搭乗した航空会社に問い合わせることになるので長い場合は半年ほど待つこともあります。
各企業によってどのくらい待たせるかは異なりますが、待てど暮らせど加算されない場合は
搭乗券や搭乗時の半券などを送ると加算してくれたりしますので、必ず取っておきましょう!
(もちろん、いきなり送り付けるのではなく状況をいったん問い合わせましょうね)
自社や提携航空会社でも積算されない予約クラスのとき
旅行会社を利用する際は特に注意すべきなのは、積算率が低くて安い航空券の時は、自社であっても同じアライアンスであっても、予約クラスによってはマイルもFOP・PPも積算されないという事象が発生することも。
クラスはEチケットに記載されていたり、オンライン予約時などで確認できます。
クラスはアルファベット大文字1文字で記載されいてます。
直接予約しているときはあまり見かけないんですが、旅行会社が包括で手配できる安いエコノミーの航空券やキャンペーン運賃だと加算されないクラスの場合があります。
旅行会社には購入前に予約クラスを聞くことも可能ですので心配な方は事前に聞いておいてもいいかもしれません。
ちなみに、例えばJALでは対象外でもブリティッシュエアウェイズでは積算対象になるなど、アライアンス内の他社の航空会社では加算できるケースもあります。
加算されるにしても、予約クラスによって加算率が変わってきますので気を付けましょう。
加算率は特にステータス取得の時に効率よく貯めたい人はチェックした方がいいですね。
ANAもJALも航空会社別に加算されるクラスの一覧があるのでチェック
各航空会社ではどのくらい他社の積算されるのかサイトに掲載しています。
その他の航空会社も公式サイトで記載されているので、是非チェックしましょう。
LCCだって加算できることもある
余談ですが表を見ていて面白いのはLCCでも加算されるケースがあるということ。
たとえば、ジェットスター・ジャパンはJALやカンタス航空に積算ができます。
※紛らわしいですが他のジェットスターはカンタスにしか付きません。
SCOOTはシンガポール航空に付けられたり、運営母体のマイルに加算できるケースが多いです。
LCCだからってマイル付与をあきらめなくていいこともあるんですね。
ちなみにPeachはANAには付けられません。
その代わり独自のピーチポイントというポイント制度があります。
まとめ
ステータスのランクアップを目指す修行僧はもとより、一般の利用でもマイルはやっぱりほしいもの。
国内線は搭乗者名が書いてあるかどうかがキモになります。
搭乗者名が記載されている航空券はカウンターでの紐づけや事後登録が可能です。
国際線は便名と予約クラスを確認しましょう。
特に提携会社を利用する場合は要注意です。
でも付かないからってあきらめる必要はなく、何らかの形でつけられる可能性があります。
おまけ
私は、安いクラスでアライアンス先に仕方なく貯める場合はマイルの増減があると有効期限が延長される航空会社を選ぶようにしています。
有効期限が迫ってきたら、SPGアメックスで貯めているマリオットのポイントをマイルに移行すれば、有効期限を延長できるので便利ですよ。
SPGアメックスについてはこちらでご紹介していますのでよろしれば読んでみてください。